2019年02月28日

『ヘルボーイ』:デル・トロ監督の快作

データ
『ヘルボーイ』
Hellboy
評価:☆☆☆☆☆・・・・・
年度:2004年
鑑賞:2019年BS/CSで視聴。
監督:ギレルモ・デル・トロ
原作:マイク・ミニョーラ(コミック)
音楽:マルコ・ベルトラミ
俳優:ロン・パールマン(ヘルボーイ) セルマ・ブレア(リズ・シャーマン) ジョン・ハート(教授) 
   ルパート・エヴァンス カレル・ローデン ジェフリー・タンバー ダグ・ジョーンズ 
   コーリイ・ジョンソン ラディスラフ・ベラン(クロエネン) ビディ・ホドソン
製作国:アメリカ
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『ヘルボーイ』:デル・トロ監督の快作

Universal Studios / Photofest / ゲッティ イメージズ :写真が1だか2(ゴールデンアーミー)だかわかりません。ごめんなさい。


コメント

『パンズ・ラビリンス』でギレルモ・デル・トロ監督を知った私です。
あの哀愁が感じられない本作は大好きな映画にはなりません。
けれど、退屈させないシンプルな異形ヒーローものでした。

132分の尺を少し長く感じたというレビューが多いようですが、私にはちょうどよく、テンポも悪くありませんでした。
これ以上短くすると、アメリカヒーロー映画によくある、味わいの無い作品になってしまいそうですから。

ヘルボーイは魔物。ナチスによって魔界から召喚されました。
それはまるで何かの手違いでたまたまやってきた魔物の赤ん坊のようにも思え、物語の進行途中までは腑に落ちなかったのですが、やがて説明が加えられました。ヘルボーイは呼ばれるべくして「悪」に呼ばれたのです。そのように、いくつかの疑問点はきちんと解決されるようになっています。丁寧に練られた作品であると言えましょう。

真っ赤な魔物であるにも関わらず、ヘルボーイを我が子のように育てた教授(ジョン・ハートさんさすがの好演)こそが傑物ですね。

やれナチス、やれ怪僧ラスプーチン、やれ魔界、やれ廃棄された地下鉄などとステレオタイプな設定がふんだんに使用されてはいますが、原作があるゆえに仕方のないところ。ちなみに私は原作コミックをとりあえず一冊購入することにしました(笑)

滅法強いが恋には弱いヘルボーイ。この設定もまた紋切り型なのですが、演じるロン・パールマンさんの表現力は相当なもので、スッと世界に入り込むことができました。強がるセリフも見どころ、いえ聞きどころです。
『薔薇の名前』で衝撃の出会いをした彼ですが、まさかこのようなビッグネームになろうとは思いもよりませんでした。

他の魔物、つまりヘルボーイが戦う相手も数が絞られていて、お子様にもわかりやすいのではないでしょうか。

また、ヘルボーイの同僚で悩める超能力美女リズ・シャーマンを演じるセルマ・ブレアさんが良い目付き。シャーロット・ランプリングさんを思い出しました。瞳の色は違いますが。

やはり同僚の魅力たっぷりな半魚人を演じたダグ・ジョーンズさんは、『パンズ・ラビリンス』、『シェイプ・オブ・ウォーター』などデル・トロ監督作品に欠かせない俳優です。本作でも素晴らしい活躍です。

ダークな面はあまり強調されておらず、グロくもありません。
時間に余裕がある昼下がりなど、気楽に本作を鑑賞されてはいかがでしょうか。



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Posted by gadogadojp at 10:00│Comments(0)映画
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