2019年05月10日

『ダーク・フェアリー』:おいおい、恋人を見殺しかい

データ
『ダーク・フェアリー』
DON'T BE AFRAID OF THE DARK
評価:☆☆☆☆・・・・・・
年度:2011年(製作)
鑑賞:2019年BS/CSで視聴。
監督:トロイ・ニクシー
製作・脚本:ギレルモ・デル・トロ
俳優:ベイリー・マディソン(サリー) ケイティ・ホームズ(キム) ガイ・ピアース(アレックス) 
   ジャック・トンプソン ジュリア・ブレイク ゲイリー・マクドナルド エドウィナ・リッチャード
製作国:アメリカ、オーストラリア、メキシコ
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『ダーク・フェアリー』:おいおい、恋人を見殺しかい

fox


コメント

古くて由緒ある豪邸の封鎖された地下室のさらに奥深く、何かが潜んでいる。
その何かは子供の歯が好物。
豪邸を昔通りに改装して稼ぎたい男が、その恋人のデザイナーと一緒に住んでいる。
そこに、別れた妻が送ってよこした、屈折した娘がやってくる・・・


邦題は悪くはありません。けれど、「闇を恐れるな」という意味の原題とはずいぶん違いますね。
ギレルモ・デル・トロさんがTV向けに製作したドラマの再現映画だそうです。(監督は別人です。)
でもTV脚本のせいでしょうか、ストーリーが痩せていて矛盾も多すぎ、残念な出来栄えです。
とはいえ子役のベイリー・マディソンさんのお芝居には目を見張ります。彼女の好奇心と恐怖の混ざり具合は大人の俳優でもとても表現が難しいと思いますから。
だからこそ余計に、ケイティ・ホームズさんの薄っぺらい演技が目立ちます。ベイリーさん演じるサリーを守ろうとして犠牲になる役柄ですから、観客を味方につけなくてはいけません。
肝心のガイ・ピアースさんもそれを補うほどの力は発揮できていません。ほんとうに娘を、恋人を愛してる?
なぜ地下の洞窟を掘り起こしてでも恋人を助けない?


説得力に乏しいため、
ホラーとしても、あるいはダークファンタジーとしても中途半端になりました。




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Posted by gadogadojp at 10:00│Comments(0)映画
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