2019年09月20日

『ブルー・マインド』:●●少女の切なさ

データ
『ブルー・マインド』
BLUE MY MIND
評価:☆☆☆☆☆・・・・・
年度:2018年日本公開
鑑賞:2019年BS/CSで視聴。
監督:リーザ・ブリュールマン
脚本:リーザ・ブリュールマン、ドミニク・ロハー
俳優:ルナ・ヴェドラー(ミア)、ゾーイ・パステル・ホルトゥイツェン(ジアンナ)
製作国:スイス
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『ブルー・マインド』:●●少女の切なさ



コメント

スイス映画を鑑賞するチャンスは滅多にないので飛びつきました。
ホラーという説明でしたが、思春期ファンタジーでした。

初潮を迎えたミアは、身体の変調に気づきます。
実は彼女は人魚だったのです。
思春期、そして両親への反抗と身体の変調、この三要素が同時進行していくしつらえです。

みずみずしい少女が、自ら処理しきれない苛立ちを、いけない世界に飛び込んで”悪”にまみれることで解消しようとするが、、、
よくあると言えばよくあるとも言えるし、普遍的と言えば普遍的でもあるこういう思春期のやり場のない”怒り”を、
”不良”グループのリーダー格の少女との共感・友情へ落着させようとする試みは、悪くないと思いました。
二人とも好演していますし。

ただ、脚本も書いたブリュールマン監督の内なるファンタジーを映画化したのだろうな、と思いますし、そういうアイデアで製作されたアートに共通する説得力のなさが感じられました。

本作はスイスで数々の受賞を受けたそうですが、正直、それほどの水準の映画だとは思えませんでした。


リーザ・ブリュールマン
『ブルー・マインド』:●●少女の切なさ



それはそうと、舞台はどこだったのだろう。
スイスに海はありませんものね。



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Posted by gadogadojp at 10:00│Comments(0)映画
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