2018年10月30日

『ドリームキャッチャー』

データ
『ドリームキャッチャー』

評価:☆☆☆☆☆☆・・・・
年度:2003年
鑑賞:2018年BS/CSで視聴。
監督:ローレンス・カスダン
原作:スティーヴン・キング
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
俳優:トーマス・ジェーン トム・サイズモア ジェイソン・リー ダミアン・ルイス 
   ティモシー・オリファント ドニー・ウォールバーグ モーガン・フリーマン
製作国:アメリカ
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『ドリームキャッチャー』

WarnerBros./Photofest/ゲッティイメージズ


コメント

スティーヴン・キング原作の映画がけっこう好きな私のために、知らぬ間に妻が録画してくれていました。
短い紹介文を読むと、キングが激賞していたと。
キングが褒めた映画に当たりはなかったので、期待せずに身始めると、意外にも135分があっという間でした。
(実際はヒマヒマに三度に分割して見ましたが)
おもしろいエイリアン+ホラー+グロテスクB級映画です。

アメリカの少年たちのみずみずしい仲間意識や性への憧れ、いじめ、鉄道軌道、、、の映像が流れると、あ〜またかと思ったのは事実です。『スタンドバイミー』や『IT』と同じ。少年ものなら『トリュフォーの思春期』に勝る映画はないぞ、などと思っていたら、その後の展開は意外性の連続技。闇鍋状態。好きです、こういうわけわからん展開の映画も。

カギになるのは少年4人がイジメから救った病弱な知的障害児ダディッツ。
彼と仲良くなったために、4人はちょっとした超能力を授かります。
予知能力、テレパシー通信、等々。
これを駆使して悪と戦うのか、と思いきや、倒すほどの画期的なパワーはないのが肩透かしでかえって面白い。

モーガン・フリーマンさんが狂気を帯びた「悪役」で登場しています。
私にとっては善い人役を演じる印象が強いので、最後まで彼の悪意を信じなかったところがありました。
そこがかえって面白かったように思います。

ラストバトルについては賛否両論のようですが、
意外な設定に少し驚かされた私は、これはアリだと思いました。


これ以上詳しい説明は蛇足だと思います。
けったいな映画が好きな方には、おヒマな時にぜひ、とオススメしておきます。


なお、原題のドリームキャッチャーはご存知アメリカ大陸先住民の呪術道具ですが、
本作品中のそれは埃か蜘蛛の巣かで薄汚れたまま、見た目には活躍しませんでした。





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Posted by gadogadojp at 10:00│Comments(0)映画
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